不良の兄と美少女の妹。可愛い妹の側にべったりと寄り添い、言い寄る男子たちを片っ端から排除するシスコン兄の真意とは…?普通じゃない兄妹の愛を描く学園コメディー! 

 

ふだつきのキョーコちゃんのあらすじ

札付きの不良、札月(ふだつき)ケンジ。全国大会に出れば優勝確実と言われる程の柔道の使い手であることから、学校の生徒らから恐れられている。 

 

そんなケンジの唯一の弱点が、男子生徒の憧れの的である妹のキョーコ。異常なほど妹を気にかけており、常に彼女の周辺に目を光らせ、彼女に言い寄る男子を片っ端から排除していくことから、陰で「シスコンヤンキー」とも呼ばれている。 

 

ところが、この兄妹には秘密があって…。 

 

ふだつきのキョーコちゃんのネタバレや感想

向かうところ敵なし!誰もが恐れる学園最強のヤンキー、札月ケンジ君。大会こそ出場していないものの、全国優勝間違いなしと噂される程の柔道の腕前を持ち、常に眉間にシワを寄せて「俺に触るなよ?火傷するぜ?」的なオーラを辺りに発散させています。 

 

そんなケンジ君を唯一叱り飛ばせるのが、同じ学校に通っている妹のキョーコちゃん。頭の上にチョコンと乗っている赤くて長いリボンがチャームポイントの美少女キョーコちゃんは、男子生徒のアイドル的存在で、彼女の下駄箱には毎日ラブレターがどっさり! 

 

妹がよっぽど可愛いのか、休み時間になるとキョーコちゃんの側にピッタリと寄り添い、「妹に触るなよ?火傷するぜ?」的なオーラを辺りに発散させつつ、リボンの結び目を甲斐甲斐しくチェックするケンジ君。キョーコちゃんに話しかけようとする不届き者は誰であろうと容赦なくボコボコにしてしまうため、「シスコンヤンキー」というアダ名まで付けられる始末。妹から「ウザッ!」と突き放されようが、強烈なビンタを食らおうが、ケンジ君の過保護は止まりません。 

 

そういえば、二人が校舎の屋上で抱き合ってるの見たぞ?やっぱりケンジはシスコンなのか?二人がデキちゃってるっていう巷の噂は本当なのか? 

 

実は、キョーコちゃんは中国の妖怪「キョンシー」。頭の上のリボンは、実はキョンシーの本性を封じ込める御札の役目を果たしており、何かの拍子でリボンが解けてしまうと、見境なく人を襲う吸血鬼と化してしまうのです。 

 

生徒に危害が及ぶのを避けるため、ケンジ君はワザとシスコンヤンキーの振りをして人を寄せ付けないようにし、妹の中のキョンシーが顔を出さないよう、札の状態をこまめにチェックして、最悪の事態を未然に防いでいたのでした。校舎の屋上で抱き合っているように見えたのも、実はケンジ君が妹にメシを与えていた(つまり、自分の血を吸わせていた)のです。 

 

妹の秘密を守り、皆の命を救うため、あえてダーティーな役回りに甘んじ、自らの命を削って妹に自分の血を与え続けるとは…ううう、漢だぜ!ケンジ! 

 

まとめ

表向きは生徒たちに恐れられている札付きの不良だが、実は真面目で心優しいケンジ君。顔は可愛いが、生意気で暴力的な妹のキョーコちゃん。 

 

実はキョーコちゃんは「キョンシー」という恐ろしい妖怪で、ひとたび魔力を封じるリボンが解けるや、生き血を求めて見境なく人を襲ってしまいます。同時に性格もガラッと豹変し、兄思いで素直な文字通りの「可愛い妹」に。とてつもない怪力の持ち主でもあり、本気になったら柔の鬼のケンジ君ですら全く歯が立ちません。 

 

そんな面倒くさくて物騒な妹の正体をみんなに悟られないよう、一生懸命に妹を監視している内に、「不良」「シスコン」という不名誉なレッテルを貼られてしまった可哀想なお兄ちゃん。毎日毎日妹に大量の血を奪われながらもしぶとく生きていられるのは、やっぱり妹と同じように「普通じゃない何か」があるのでしょうか。 

 

泣いたり怒ったり血を吸ったり、何かと忙しい妹の世話を辛抱強く続けることが出来るのは、やっぱり妹を想う深い愛情があってこそ。妖怪化した時でしか兄への愛情を素直に言えないキョーコちゃんの悲しき運命にも、同情を禁じ得ません。 

 

普通じゃない妹に翻弄され、みんなに誤解されながらも、一途に妹を守ろうとする健気なケンジ君と、憎まれ口を叩きながらも、本当はお兄ちゃんが大好きなキョーコちゃんに心が和みます。また、可愛らしい絵柄が、ケンジ君もキョーコちゃんの魅力をさらに際立たせています。特にリボンが解けたキョーコちゃん、めちゃ可愛い!