どんなに優れた才能も、人の寿命と共に消えてしまう。でも、前世の卓越した才能を引き出すことができるとしたら?歴史を騒がせた人物たちの特異な才能が現代に蘇るアクション・アドベンチャー! 

 

リィンカーネーションの花弁のあらすじ 

才能がほしい――。「持たない者」の無力さを痛感し、誰よりも優れた才能を追い求めている扇寺東耶(せんじ・とうや)は、「持つ者」灰都(はいと)・ルオ・ブフェットの超人的な剣の才能に嫉妬していた。一方、灰都もそんな東耶の目の奥に潜む「何か」を感じ取り、興味を抱く。 

 

灰都には秘密があった。前世の才能を引き出すナイフ「輪廻の枝」を使う「廻り者」として、彼女の前世である稀代の剣豪、宮本武蔵玄信(みやもと・むさし・はるのぶ)の剣の才能を発揮していたのだ。 

 

数学の天才「ノイマン」と共に、「輪廻の枝」によって前世の「悪の異能」に目覚めた者達と戦う灰都。そして、その戦いに巻き込まれてしまった東耶。東耶の前世の才能とは――? 

 

リィンカーネーションの花弁のネタバレや感想

2位じゃダメなんです。1位になりたいんです」30万人弱が受ける全国模擬試験で常に100位以内に入る優秀な頭脳と、周りの雑音が一切聞こえなくなる程の凄まじい集中力に恵まれているにも関わらず、「ボクは凡人だ」と罰当たりな事を抜かしている東耶君。 

 

おまけに家は金持ちで、己の才能の探求のためにどんな分野にでも挑戦できる恵まれた環境にいるにも関わらず、習い事を「やらされている」とほざき、感謝の気持ちも一切なし。目にクマが出来るほど才能を欲しがってる割には、自分の才能を見極めるのにあまり熱心じゃなさそうです。自分の才能が何なのかを知るための習い事でしょ?「やらされてる」んじゃなくて「やらせてもらってる」んでしょ?棚ボタ狙ってるの? 

 

そんな「贅沢なコンプレックスの鬼」東耶君の気になる存在が、隣の席に座っているクラスメートの灰都さん。気が向いた時にしか登校せず、登校したらしたで、速攻で居眠りを決め込み、靴下を片っぽ履き忘れているのにも気が付かないという、どこか抜けたお方であるにも関わらず、飛び抜けた剣の達人ということ「だけ」で皆から一目置かれています。 

 

現状に満足することを知らず、「アナタ『持ってる人』、ボク『持ってない人』」と勝手に立ち位置を決めてしまい、灰都さんに嫉妬の炎を燃やす東耶君。ある満月の夜に凶悪な食人鬼と遭遇し、灰都さんと食人鬼が発揮している希有の才能が「輪廻の枝」というチートアイテムによる「棚ボタ」であることを知りまず。「マジ?!そんなのあるの!?スゲエ!ボクも欲しい!」…って、やっぱり棚ボタ狙ってたのね(汗)。 

 

歴史が生んだ稀代の剣豪、宮本武蔵の剣技を操り、400人を殺害したというアメリカ史上最悪の食人鬼アルバート・フィッシュの「狂気の才能」と対峙する灰都さん。そして、そんな二人をうっとりした瞳で見つめる東耶君。卓越した才能であれば、殺人者だろうが食人鬼だろうが変態だろうが崇拝の対象となるようです。おいおい大丈夫か東耶君? 

 

何もないところから突然出てくる刀や、灰都さんの目にも留まらぬ太刀さばきも十分驚嘆に値しますが、フィッシュさんの方は「食人による筋力の驚異的な増強と変質」というバケモノ級のオマケ付き。切っても切ってもダメージを受けないチートぶりに、流石の灰都さんも、見境いなき才能崇拝者の東耶君もタジタジです。予測が得意なはずのノイマンさんも「肝心なことは予測できない、後出しジャンケンが得意なヘタレ」なのが判明!おかげで灰都さんピーンチ!ノイマンのバカーーー! 

 

ってか、灰都さんだって、今まで華奢な体からは想像もつかない驚異的な身体能力をさんざん発揮してたんでしょ?宮本武蔵ばりのムキムキの体に変身して更にパワーアップとかできそうじゃない?あっさり気絶なんかしてないで、さっさと変身しろ変身!こうなったらもう、何でもありだゼ! 

 

まとめ

輪廻転生」がテーマの本作。努力家で現実主義者の東耶君は、「生まれ変わり」ネタで盛り上がるクラスメート達を「しょーもねー奴らwww」と陰で冷笑してるくせに、自分は天賦の才能を持つ者と我が身を比べ、「俺ってダメな奴」としょげてるしょーもねー奴www。 

上を目指すのはいいけどさ、世の中にはいろんな人がいるんだよ。生まれながらにして才能に恵まれてる人もいれば、血の滲むような努力をしてトップを勝ち取る人もいる。重要なのは「好きなことに没頭できるかどうか」さ。習い事を「やらされてる」と考えてる限り、己の才能を見つけるなんて君には到底ムリだね。だって、勉強も習い事も遊びも全部「好きじゃない」ってことだもん。 

一体、君は何がしたいのさ?兄を超えたい?超えてどうする?「勝ったぜー!ヘヘヘー」でオシマイかね?ゲームじゃあるまいし。 

そんな東耶君が「前世の才能」を獲得するスーパーレア級のアイテムの存在を知っちゃったもんだからもー大変!努力家で現実主義者の顔はどこへやら、楽してスッゲー才能を得たいという欲望に支配されちゃった東耶君としては、喉から手が出るほど欲しい!親の金を全額注ぎ込んででも欲しい!どんな才能に当たるか分からない?構いません!ガチャの確率表示なんてアテにならない?知るかんなもん!アイテムゲットするまでトコトン回してやるぜぇー!っていうくらいの興奮ぶりです。 

もーお母さん知りません!そんなにスッゲー才能が欲しいんだったら、人類で初めて直立歩行を思いついたサヘラントロプスにでもなっておしまいなさい!