他界した祖父に隠し子がいた?!6歳の「叔母さん」を育てることになった独身アラサー男のぎこちないイクメンライフを綴るほのぼのヒューマンドラマ!アニメ化もされています! 

 

 

うさぎドロップのあらすじ

中小企業に勤めるやり手社員の河地大吉(かわち・だいきち)(30)。祖父である鹿賀宋一(かが・そういち)(79)の訃報を聞き、葬儀に出席するため急遽帰省したが、そこで祖父の隠し子であるりん(6)と出会う。 

 

りんの母親の行方が不明なため、彼女の今後について親族会議が開かれたが、彼女の存在を快く思っていない親族らは誰もりんを引き取ろうとしたがらない。父親を失ったばかりのりんを厄介者扱いにする彼らの無神経な態度に憤慨した大吉は、その場の勢いでりんを引き取ることにしたのだった。 

 

とはいえ、今まで子育てなどしたことがない大吉は、さっそく食事の支度、りんの身の回りの物の買い出し、保育園の手配、職場での勤務時間の調整など、育児の大変さを思い知ることに。手探りでイクメンの道を歩み始めた大吉とりんの、前途多難な共同生活が始まった。 

うさぎドロップのネタバレや感想

 

ん?…誰この子…? 

 

79歳で他界した祖父のお葬式に出席するため、有給を取って実家に帰って来た大吉さんは、祖父の家の前にひっそりと佇む一人のロングヘアの幼女と目が合いました。てっきりいとこの子供だと思っていた彼は、実は一人暮らしだったはずの祖父が皆に内緒で囲っていた愛人との間に生まれた子と知ってびっくり仰天!ウッソ!?あの子、あの若さで俺の叔母さん?!人生って本当に奥が深い! 

 

 

葬儀の後始末も早々に、早速「誰がりんちゃんを引き取るか」について親族会議が開かれましたが。 

 

親族の誰にも知らされていなかった祖父の隠し子。おまけに母親の行方はいずことも知れず。 

 

世間体を気にする親族たちはりんちゃんの存在を煙たがり、誰も彼女を引き取ろうとしません。 

 

もーおじいさんったら、いい歳して何しちゃってくれたのよ…恥ずかしいったらありゃしない…とりあえずうちはパス…えー私だってイヤよ…ダメダメ、俺んとこも無理…もうちょっと「まとも」な子だったらうちで引き取ってやってもいいんだけど…りんちゃんってほら、言葉まだあまり話せなさそうじゃん?知恵なんとかってやつ?…何考えてるのか全然わかんないし、無愛想で可愛げないし…じゃあどうすべぇ?とりあえず施設にでもぶっ込んどくけぇ? 

 

ダイキチ「イラッ…母さんどうせ家にいるんだし、母さんとこでしばらく預かったら?」 

 

ダイキチ母「はあ?アタシが家の中でぽけ~っとしてるだけだと思ってんの?専業主婦ナメてんの?育児の『い』の字も知らない独身男がエッラそーに!アタシがアンタら育てるのにどんだけ自分を犠牲にしたと思ってんのよ!?ざけんじゃないわよッ!」 

 

犠牲ってあなた…自分で産んどいてそりゃないっしょ…ってか、オメーら全員「誰が引き取るか」以前に「めんどいから引き取りたくない」で確定してんじゃねーか…身内のくせに…身内のくせにッ! 

 

父親に死なれ、母親からも見捨てられた不憫な幼女の気持ちなど微塵も考えない親族たちの無神経なやり取りに、ついにブチ切れてしまった大吉さん。 

 

ダイキチ「てっててテメーらの血は何色だぁ~!?そそそそんなに嫌なら俺が見ちゃら~!行くぞリン!お前の笑顔は俺が守る!」 

 

リン「?」 

 

こうして独身アラサー男のイクメン奮闘記が始まったのでした…。 

 

 

まとめ

79歳でこの世を去った祖父が、実は密かに愛人を囲い、6歳の子供まで作っていた!という、男性の性欲の強さと精子の逞しさをまざまざと見せつけられるところからスタートするこの物語。6歳の叔母さんの存在を知って驚愕したものの、「おじいちゃんの隠し子」りんちゃんに対する親族の冷たい態度に大いに憤慨した大吉さんは、子育てなど一度もしたことがなく、子供も異性も苦手なくせに、幼い「りん叔母さん」を引き取ることにしてしまいました。 

まあ、いくら身内とはいえ、本人の死後にいきなり「実は隠し子がいた」と知らされれば、それぞれの家庭の事情もあることだし、皆さんがりんちゃんを引き取ることを躊躇してしまう気持ちは分からないでもありません。むしろ、それが普通の反応といえるでしょう。実際、大吉さんも最初はお母さんに振ろうとしてましたし。ただ、最終的に自らりんちゃんの面倒を見ることに決め、手探りしながら育児に頑張っている大吉さんは立派。 

大吉さんにりんちゃんの面倒を振られた際、お母さんが「子供(大吉さんと妹さん)を育てるのに、どれだけ自分を犠牲にしたか…何も知らないくせに!」と大吉さんに言っちゃってますが、これはたとえ本人がそう思っているにしても、子供には決して言ってはならない言葉だと思います。 

育児は確かに大変だけれども、親は自分らが望んだから子供を産み、子供は親が望んだから生まれてきたわけです。まあ、一部例外もあるでしょうが、少なくとも大吉さんの親御さんは、「大吉」という縁起の良い名前を授けるくらい、彼の誕生を喜んだはずですです。それを「アンタのために自分を犠牲にした」などと文句を言われても、犠牲を強いた覚えがない息子は返答に困るだけ。 

さて、その場の勢いとはいえ、自ら望んで子供を育てることになった大吉さん。しょっぱなからかなり苦戦を強いられているようですが、お母さんの言う通り、子育てを「自分を犠牲にする行為」と認識することになるのでしょうか?それとも愛くるしいりんちゃんとの触れ合いを通して、別の何かを得ることになるのでしょうか?